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血圧測定

先日参加した研修会の内容が、「高血圧症に対する鍼灸治療」でしたので、続きで血圧について。
血圧の色々なことの前に、まずは血圧測定の仕方。
意外に知らない人も多くいると思います。
鍼灸の学校でもあまりやらないようで、鍼灸師でもやり方を知らない方は多い・・・そして、簡単そうなのに出来ない・・・なんて人も今まで沢山見てきました。
思っているより難しいかも。
今まで何度か、鍼灸師が患者さんの血圧計るとき失敗してしまい、患者さんの血圧が上がったなんて事もしばしば見ました。簡単に上がっちゃうんですよ・・・血圧って。

血圧の測定方法は、日本高血圧学会(Japanese Society of Hypertension=JSH)から、ガイドラインが出ています。

診察室血圧測定法(JSH-2009)
1.装置
精度検定された水銀血圧計、アネロイド血圧計による聴診法が用いられる。精度検定された電子血圧計も使用可。
カフ内ゴム囊の幅13cm、長さ22~24cmのカフを用いる。

2.測定条件
静かで適当な室温の環境。
背もたれつきの椅子に足を組まずに座って数分の安静後。
測定前の喫煙、飲酒、カフェインの摂取を行わない。

3.測定法
カフ位置は心臓の高さに維持。
急速にカフを加圧する。
カフ排気速度は2~3mmHg/拍あるいは秒。
聴診法ではコロトコフ第Ⅰ相を収縮期血圧、第Ⅴ相を拡張期血圧とする。

4.測定回数
1~2分の間隔をあけて少なくとも2回測定。この2回の測定値が大きく異なっている場合には、追加測定を行う。

5.判定
安定した値を示した2回の平均値を血圧値とする。
高血圧の診断は少なくとも2回以上の異なる機会における血圧値に基づいて行う。

6.その他の注意
初診時には、上腕の血圧左右差を確認。
厚手のシャツ、上着の上からカフを巻いてはいけない。また厚地のシャツをたくし上げて上腕を圧迫してはいけない。
糖尿病、高齢者などの起立性低血圧の認められる病態では、立位1分および3分の血圧測定を行い、起立性低血圧の有無を確認。
聴診者は十分な聴力を有する者で、かつ測定のための十分な指導を受けた者でなくてはならない。
脈拍数も必ず測定し記録。

家庭血圧の測定(JSH-2009)
1.装置
上腕カフ・オシロメトリック法に基づく装置

2.測定時の条件
必須条件
a.朝 起床後1時間以内
    排尿後
    朝の服薬前
    朝食前
    座位1~2分安静後
b.晩 就床前
    座位1~2分安静後
選択条件
a.指示により 夕食前、夕の服薬前、入浴前、飲酒前など
b.その他適宣 自覚症状のある時、休日昼間など、装置によっては深夜睡眠時測定も可

3.測定回数
1機会1回以上(1~3回)

4.測定期間
できるかぎり長期間

5.記録
すべての測定値を記録する

上記のガイドラインに沿ってやっている人がどれだけいるのであろうか。
難しい条件もあるかな。
なるべくガイドラインに沿った方法で出来るように心がけていこう。
絶対あってはならないのは、行う側の不手際で、相手の血圧が上がることだけは避けないと。

岐阜市 鍼灸院
はりきゅう 小児はり 安寿堂
ホームページ:http://anjudou.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/anjudou


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